お初にお目にかかります。元熱血教員で不祥事教員、現社会福祉士およびピアサポーターの【ぬっぺふ】です。
不祥事教員は被害者が特定され二次被害にあう可能性がある場合は名前が伏されて報道されます(とはいっても熱心な方の追及によって大体は名前でネット上に発表されているわけですが)。私自身も自分の立ち上げたHPが理由で被害にあった方々に二次的な被害が起きることは絶対に避けたいことです。そのため、こちらの名称で統一させて頂くことをお許し下さい。
さて、今回は最初の書き込みということもあり私自身がなぜこのようなHPを立ち上げようと思ったのか、それについていくつか理由を述べさせて頂ければと思います。
理由その1.
「不祥事教員を減らしたい!」
私は、不祥事教員を減らしたいのです。ですが、そのためには今教育現場で行われてい る不祥事防止研修やマスメディアによる教員叩き、国による学校教育への締め付けは効果をなしていないと思っています。詳しいことは別記事にて述べたいと思いますが、ともかく真の意味で不祥事教員を減らしたいのであれば不祥事教員がなぜそのような行動に至ったかの経緯をこそ分析するべきなのです。当サイトではまず当事者研究として自身を徹底的に分析した結果を共有することから始めていきたいと思っています。
理由その2.
「そのためにも不祥事に繋がりかねないグレーゾーンの方々(教員に限らず)に、自身を知る手がかりを伝えていきたい!」
私の知るケースを見る限り、暴力や性犯罪を起こしてしまう人が最初から変態だった、暴力的傾向があった、というわけではないようです。いや、無論最初からそうした目的をもって教職を選んだ方もいるかもしれませんが、多くの方は自身がなぜそうせざるを得なかったのか、知らず知らずの内に道を踏み外していきます。というよりは道を踏み外さないと平静を保てない状態になっていくと言った方が正しいのかもしれません。逆に言えば、それだけ生真面目に職務に当たりすぎた。
…正直に言えば、もったいないのです。皆さんもご存知のように学校には本当にひどい教員も多々います。職務中にyoutubeでアイドル動画を眺めながら、めんどくさい仕事は全て嫌そうな顔で回避していくおじさんは私が知っている限りでも沢山いました。彼らは明らかに教員失格なのですが、気楽に生活しているため不祥事を起こすほどのストレスも抱えないようで、大体のんべんだらりと定年後まで居座り続けます。そんな中、真剣に職務に悩み、課題に真正面からぶつかり、結果精神を病んでしまったり何かに依存しなくては生活していけなくなってしまう人々がいます。そしてその誤った対処法の結果、多くの人々に迷惑をかけ、信頼して貰っていた生徒達を傷つけて終わっていくのは、誰に対しても利益がない。悲劇です。
不祥事の予防は可能です。ですが、それに必要な情報がインターネット上には無いのです。また精神科に行ったとしても適切に処置がなされるかというとなかなか難しい。ならば誰かが声を挙げなくてはならない。当サイトでは不祥事に繋がる危険性をどのように回避していくかについても情報提供をしていきたいと思います。
理由3.
「サイトを通じて元不祥事教員の声を集め、本当の意味での不祥事防止対策が行えるように働きかけていきたい!」
前述のように、現在行われている不祥事防止は効果が薄いです。基本的には不祥事を起こしたらこれだけのものを失う、信用も信頼も、次の就職にも大きな影響が起きる…。不祥事教員もそんなことはなんとなくわかっているわけです。でもそれにも関わらずやらずにはいられない。やってしまう。そこにこそ「なぜ?」を突きつけていかなくてはならない。当人の個人的な資質の問題に還元してしまうと、予防は絶対にうまくいきません。ちゃんと理由があるのです。貴方がなぜそんなことになってしまったのか、もしくはなってしまいそうなのかには。
私は自身の不祥事についてどのような流れでそこにたどり着いたかを2年以上かけて分析していきました。カウンセラーや精神科の力も借りましたし、性犯罪加害のGWで得た見地はとても大きなものとなりました。また、ピアカウンセラーとして多くの精神障害を持つ方との対話も通じて、根底には似た問題が隠れていると確信するようになりました。
ですが、それを立証するには自身についての情報だけでは足りないのです。真の意味で効果のある不祥事防止対策…それを生み出すために必要なのは「当事者の言葉」です。当HPでは今渦中にある方には生き抜くためのアドバイスを提供します。そして、いつか自身を落ち着いて分析できる時がきたら。その当事者研究の結果を当HPに寄せて頂きたいのです。当HPでは不祥事を起こしてしまった方の再起を支援し、その声を集めることにより真の意味での不祥事防止対策とは何かを立証していければと思います。
というわけで、かなり大きな目標を掲げましたが千里の道も一歩から。
性格上長文になりがちなのですがなるべくわかりやすく情報共有することから始めていこうと思っています。よろしくお願いいたします。
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